【詳細】
初版帯付 てのひら怪談 百怪繚乱篇 ビーケーワン怪談大賞傑作選 加門七海 福澤徹三 東雅夫編 ポプラ社刊
2008年6月20日初版 ポプラ社発行 帯付 愛読者カード完備
怪異はどこにでもひそんでいる。眼を凝らし耳を澄ませば、ありふれた日常に無数の亀裂が走っているのに気づくだろう。言葉の檻にとらわれた、百通りの怪異。その呪力が何をもたらすかは、読む者のみが知るー。怖くて不思議な全百話。
収録作品
土星の子供(クジラマク)/出席簿(クジラマク)/額縁の部屋(クジラマク)/プラグイン(クジラマク)/姉やん(田辺青蛙)/蜜壷(田辺青蛙)/月の味(田辺青蛙)/いちご人形(飛雄)/円筒形の幽霊(飛雄)/団欒図(飛雄)〔ほか〕
加門七海(かもん・ななみ)
東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。美術館の学芸員を経て、1992年に『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、伝奇小説、フィールドワーク作品を中心に活躍。著作に小説『祝山』『鳥辺野にて』『目嚢めぶくろ』
東雅夫
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。アンソロジスト、文芸評論家、怪談専門誌「幽」編集長。早稲田大学文学部卒。1982年に研究批評誌「幻想文学」を創刊、2003年の終刊まで21年間にわたり編集長を務めた。
近年は各種アンソロジーの企画編纂や、幻想文学・ホラーを中心とする批評、怪談研究などの分野で著述・講演活動を展開中。評論家として「ホラー・ジャパネスク」や「怪談文芸」「800字小説ムーヴメント」などを提唱
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷、フチヨレは御座いますが、概ね良好です。