1960年代、瀬戸のセーエー陶器で "山本正三"が考案した「Selery Set / セロリーセット」という名称の大小の器のセットのうちの長皿一枚です。

アメリカで流行するアトミックデザインをいち早く取り入れ、洋食化が進む多くの日本人の食卓を彩ったヒット商品でした。
特殊な素地を炎の出ない低温の火で窯入れすることで美しい釉薬の色彩を生む、当時の日本では珍しい技法を用いた軟火釉陶器。
白地にグリーンの釉薬を流したリーフ状の長皿です。
今見ても新鮮で楽しく実用できそうな昭和のモダンクラフトです。