【詳細】
初版 永井泰宇 寄席殺人伝 講談社ノベルス

1998年8月5日初版 講談社発行

江戸に落語家が誕生して300年。その間、殺人事件は起こっていない。いわば泰平の業界にあえて大トラブルを放り込んだのがこの小説。落語好きは読まないではすまされない。もちろん、落語家として私も読んだ。だって仮に私が殺されていたら、黙ってはいられないから。落語愛好家の著者は、きめ細かいタッチで事件を起こし、そして、そのタッチで解決する。見事!──三遊亭円窓

永井泰宇
小説家、漫画原作者、シナリオライター。 ダイナミック・プロ所属。漫画原作者として高円寺 博のペンネームも用いた。1969年『鮮血のバプテスマ』(永井ばく名義)で江戸川乱歩賞候補となるが、ダイナミック・プロ設立のために作家活動を一時断念した

【状態】
経年劣化により焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。