変わる日本語その感性 (特別講義 1)  2009/7/10 町田 健  (著)


<問題な日本語>は ほんとうに問題なのか。
日本語が変わるその背景を明かす。
「お飲み物はよろしかったでしょうか」や「コーヒーの方お持ちしました」「私ってネコ嫌いじゃないですか」など批判のある最近の若者言葉はほんとうに問題なのか。
また、「東京を3時発の『のぞみ』です」や「式を始めたいと思います」などのちょっと気になる日本語。文法的、語法的に本来は正しくない表現が一般化するのはなぜか。
変わる日本語の背景・理由を、日本人一般の感性の変化や日本語の性質から鋭く読みとく。
(「お飲み物はよろしかったでしょうか」より)ここで考えなければならないのは、日本語の「た」は過去を表すばかりではないということです。・・・未来の出来事と仮定された出来事の共通点は、どちらも現実に起こった事柄ではないということです。「た」にこのような働きがあるのだとすると、お客の意向を尋ねるために店員が使う言い方として「お飲み物はよろしかったでしょうか」が使われるようになった理由は理解できます。・・・「よろしいでしょうか」よりも押しつけがましい意味合いが出ない分、丁寧さが増すのだと考えることができます。

カバー:若干の経年劣化があります。角に薄い汚れがあります。

・未使用品ですが若干の経年劣化があります。写真でご確認お願い致します。自宅保管品で、新品のような美品をお求めの方、神経質な方の入札はご遠慮ください。
当方、喫煙者はいません。ペットも飼っていません。ご質問などございましたら、お気軽にお尋ねください。細かい部分を気にされない方のご入札をお待ちしています。


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