【詳細】
初版 二階堂黎人 聖域の殺戮 講談社ノベルス

2006年2月6日初版 講談社

24世紀、氷電人によって聖域と呼ばれる惑星バルガに上陸した恒星連邦の調査団が全員殺害された。発見されたのは着衣のまま胴体が消失した多くの死体と、ただ1人密室で撲殺された地球人女性の死体。この不可解な殺戮は未だ知られざる怪物の仕業なのか? SFにして本格ミステリの醍醐味に溢れた意欲作。

二階堂黎人
1959年7月19日、東京都生まれ。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新人作家の育成にも力を注ぐ。
SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』や『アイアン・レディ』などの著書がある。


【状態】
経年劣化により多少の傷み焼けは御座いますが、概ね良好です。