現代に甦る無名陶工の仕事「李朝陶磁」
現代韓国陶芸界の第一人者 申相浩(シンソンホ)先生の作品です。先生は美術弘益大学教授や学長を歴任され、韓国人作家では大変人気があります。日本でも百貨店の画廊で個展をされたりNHKの番組で放送されたりしました。それまでの高麗、李朝の模倣から抜け出し、伝統に新しい作風を加味したインテリ系の作家です。
出品の作品は、日本では花三島と呼ばれ、柔らかい時に印を押し凹んだ所に白土を塗り、乾いてから彫刻刀で削っています。高麗朝時代に考案された象嵌技法が、時代が下り李氏朝鮮王朝となり、儒教の普及、国力の衰退等により、陶器に印文と技術的には退化したものと言われています。それが、詫び寂びを好む茶人に珍重され、また大正時代には、柳宗悦らによる民芸運動により李朝陶磁器が再評価されました。このように評価の高い三島暦手を復元し、李朝時代の技法で再現した作品です。大変に手間の掛かる細工を施した大作で、希少な逸品です。ぜひこの機会に、ご所蔵下さい。
手持ち在庫、現品限り
韓国 高麗李朝 巨匠 花器
申相浩 作 粉青印文(三島暦手)酒瓶
商品番号 t-kr-ss-106
価格
264,000円 (税込)
サイズ 径 約 19.5cm 高さ 約 33cm
付属品 真田紐付桐箱、しおり
商品の特徴 手造り、新品(在庫品)、韓国製
全て手作りのため、少々歪みや変形が有ります。表面のヒビは貫入と言われ、胎土と上薬の収縮比率の違いにより入るもので傷ではありません。使い込むうち味わいとなり、愛着が湧くのでございます。
注 意 充分注意して撮影等しておりますが、お使いのモニターによっては色が違って見える場合があります。