セットした状態
出品物
1番下のアルミ板本体
表ビード 2層仕上げ
裏ビード ルートギャップ2㎜程
真ん中がテストピース
1層仕上げ手前が表ビード、奥が裏ビード
余盛高さ1㎜以内、裏ビードも素晴らしい
ステンレスTIG溶接技能試験用バックシール治具です。
専門知識が有るものとして説明させて頂きます。
通常のバックシール治具はテストピース裏側を酸化させない為、Arガスを流し
裏ビードを酸化させな様な治具が必要だった。
≪説明≫
今までのバックシール治具は必要いりませんし、裏側にArガスも流さなくても完全にシールできます。
アルミ板でテストピースを挟むだけで、裏ビードは酸化もしないし、歪も少なくなります。
まさしく、素晴らしい革命的な治具で、きっと満足できるものです。
私は試験場で試験官の承諾をえて使用していましたが、30年前のことですので現在各都道府県
の試験場で使用しても良いか、確認を取っていただきたい。
その頃は試験場バックシール治具が有りましたが、各自、独自で製作した 治具を持参していました。
最近、試みたのですが1層で仕上がらないかと試してみた結果、大変良かったので参考までにお披露いたします。
《参考データー》
・開先角度:45°
・ルート面0 ドン付け
・溶加棒:2φか2.4φ
・電流:115A
・操作方法:ローリング工法
・歪:問題なし
・溶加棒は多めに断続的に入れる事
参考までに、この冶具を使うことで溶接の知識や応用が増した事は事実であります。
溶接で分からない事や応用が知りたい方は連絡ください。
・親和力の強いチタンでも効力を発揮します。
最後まで読んで頂き有難うございます。
『おまけ、知識』
*、冷凍食品、自然解凍にもお役に立てればと思います。
*、トーチから出るArガスが開先の隙間から下のアルミ板にあたり跳ね返ったガスが裏波をシールするものである。
*、裏波が出すぎてもアルミとは融合しない(直流TIGではアルミ酸化被膜を破れないから)
*、上のアルミ板はトーチローリング工法、初心者でも簡単にローリング工法ができるように考えています オールポジションで
安定した溶接がかなえられます。