鉄刀木柄は猪の牙で磨いてあります。
鉄刀木柄は猪の牙で磨いてあります。
頭部は槌目仕上げです。
両縁はヘアライン仕上げです。
柄は櫃穴の9割程まで固く仕込んであります
刻印が「みだ(旧字)川」のみ判読できます
未使用長期保管品の八角玄能(「すみだ川」銘)に槌目仕上げを施し、新たに鉄刀木(ウエンジ)柄を挿げたものです。銘の刻印が「みだ川」の3文字のみ判読できます。
頭部重量は92匁(実測344g)、サイズは全長約34㎝、頭部幅8.8㎝、打撃面縦2.5㎝横2.3㎝です。頭部には製造時からの傷やへこみ等あります。
鉄刀木柄は新たに製作した物です。全体の形状はわずかに曲がり柄で握り部分の断面は逆おにぎり型、柄尻を太め(縦3.3㎝横最大2.7㎝)に成形してあります。玄能の柄は櫃穴の8割以上固く仕込めば楔は必要ないそうですが、こちらの柄は紙で調整しながら9割程まで固く仕込みましたので、楔は打っておりません。ゆるみが出た場合は増し締めをお願いします。(中古の楔を1本お付けしますので、適宜お使い下さい。)柄材の鉄刀木は導管が太い性質の為、鉄刀木の粉で目止めを施してありますが完全には埋め切れておりませんので、予めご了承ください。
柄は猪の牙で磨き、ニスで仕上げてあります。これは「猪牙(いのき)がけ」と呼ばれるもので、猪の牙表面のエナメル質で木材表面の導管を押しつぶしながら磨き上げることで、木材が本来持つ色艶を引き出すことができる手法です。主に弓道の弓(和弓)を制作する際に用いられています。
その他状態は写真を御確認下さい。
皆様の入札をお待ちしております。
最後にノンクレーム、ノンリターン、入札後のキャンセル不可でお願いします。
ご検討の程、よろしくお願い致します。