メタル全盛期の1987年、それまでの主力であったROADSTARシリーズのラインナップを大きく変更したアイバニーズは、RGシリーズ及びPROシリーズを発売しました。RGシリーズは現在に至るまでハードロックの代表モデルとして君臨し、アイバニーズを世界的なメーカーに発展させた事はもはや説明するまでもございません。
そしてPROシリーズは、当初はPower/Radius/Saberの三つのモデルが存在し、極薄ボディのSaberは後のSシリーズ、ゆるやかな曲線ボディのRadiusは後のRシリーズそしてJSシリーズへと移行しアイバニーズの中核モデルとして現在に至っています。
本器はPROシリーズのRadiusに当たるモデルです。エッジに大胆な丸みを持たせたゆるやかな流面ボディによって十分なボリューム感とシェイプアップを両立させた形状を持つこのモデルを、ジョー・サトリアーニも愛用していたことが知られており、後のシグネチャーモデルJSシリーズが誕生するきっかけとなりました。
また、ユニコーンのテッシーこと手島いさむ氏も同モデルの登場時にメインギターとして使用されています。
DiMarzioとIbanezの共同開発によるUSA製S-S-Hピックアップで、フロント・センターも上下巻のハムバッキングタイプ。ブリッジはEDGEトレモロ。弦が切れても狂いが少なくてすむバックストップ付です。
1990年製のフジゲンメイドで作りも上々、弾きやすさ、個性的なカラーで現在でも評価の高いモデルです。
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