





武智鉄二という藝術 あまりにコンテンポラリーな
“武智歌舞伎”で時代を沸かせた男、“市川雷蔵”を世に出した男、“愛染恭子”のホンバンを監督した男。「危険な魅力を持つ芸術家」武智鉄二。足かけ10年にわたり関係者への取材を元に、彼の芸術とは何だったのかを探る力作。
“伝統”の守護者、“異端”の演出家、“エロス”の解放者。豪放と虚栄、奢侈と零落……。芸術の落とし子は自らが時代を体現していた。
古典芸術の保護育成者。新しい芸術理論の提唱者。実践者としての評価。さらにオペラの世界まで武智の演出は広がるが……。
武智の後半生は、ポルノ映画をつくり続ける。しかし、そこに芸術的価値を論ずる人は少ない。
「白日夢」は愛染恭子・佐藤慶のホンバンが話題となる。「黒い雪」は公開と同時に「わいせつ図画公然陳列罪」に問われ裁判となる。
まもなく生誕百年を迎えるいま、再評価の機運が高まる武智鉄二、初の評伝。
発行所 水曜社 2011-01-11 初版第1刷
著者 森彰英
360ページ A5判(約21×15cm) ハードカバー 帯付
送料はレターパックプラスでよろしければ520円です
使用感の希薄なきれいな本です(経年変化はご容赦ください)