【パーツ変更して再出品】
画像にある貴重なプロトタイプステムとハンドルバーを外し、フレーム同色のMC1に変更することで値下げして再出品してみます。画像の差し替えはできないので画像のハンドル周りは当初のままです(なお、コルクグリップはMC1に交換する際に再利用不可となりますのでグリップレスとなります)。当該ステムについての記述はあえてそのまま説明文に残してありますので、ご興味のある方はお読みください。

所有するMTBの中でも最も思い入れのあるバイクを試しに出品してみます。気が変わったら出品をやめます。

フレームは2008年頃に米国で入手しました。クラインサイズのSと思います。奥さんの誕生日プレゼントのサプライズでピンクのパウダーコートのアティチュードを用意したのに、まさかのサイズが合わなかったのでフレームだけ売りたい、というカリフォルニア州の人からフュースラージのフルセットの状態で買いました(画像ではハンドル周りがMC1ではありませんが、同色のMC1はありますのでお付けします)。チェーンサックデバイス穴あり、シリアル#AA7A。購入時に1992年製と聞きました。購入後、今は無き中目黒のぬかやさんでベアリングのOHをしています。

そこから7年ほどかけて、ご覧の通りのパーツで仕上げました。マニア垂涎のパーツばかりだと思います。いくつか説明します。特に前後フルセットのWESTPINEは聖杯レベルのレアパーツです(特にリアは確か30セットしか販売されていないはずです)。フロントは当時のROCKSHOX用ですが、これがクラインのUniKleinフォークに装着できることを発見して実行したのは、おそらく世界中で当方だけだと思います。ブレーキシューもぬかりなく、WTBのアルミ舟つきを前後とも驕りました。リアワイヤーの内蔵処理は悩みましたが、フレームのインナーホールを拡張することなくきちんと動作するようにセッティングしてあります。
サドルはGIPIEMMEの伝説的なチタンサドルPLUMAの、これまたレールが溶接されている初期型です(後期はリベット留めです)。
ホイールはケンクリに買収される前のチタンスポークのクロノメトロ。それをプロメカニックが一度ばらして、適切なテンションで組みなおしたものです(ストック状態だとひたすら硬いホイールでした)。
クランクセットはBOONE TECHです。BCD130㎜にこの歯数のチタンリングが見つかったのは奇跡に近く、このおかげで1X化できました。ちなみにカセットコグもBOONEのチタンコグです。

その他ブレーキレバーやシートポスト、RDなんかも見る人がみたら驚愕のパーツですが、何よりレアなのはステムだと思います。このステムは、KLEINのSTRATAハンドルバーをテストするために5つ(7つという説もある)だけ製作されたプロトタイプステムで、シェハイリス工場から流出したのは当方のこれを含め3本だけ、という本物の聖杯です(真贋が気になる方は、ご自身で米国MTBRのオンラインフォーラムでスレッドを立ててみてください。関係者が回答してくれるかもしれません)。当方はこのステムを米国で関係者から譲ってもらったのですが、手持ちの車両を3台売却して費用を捻出しました。実働車両に装着されているのはおそらくこの車両だけでしょう。ちなみに画像ではクラックのような線が見えますが、塗装表面の傷です。機能的に問題ありません。

フレームの塗装はアメリカのパウダーコートなのでそれなりですが、最終的に再塗装を予定していたので気にせず乗っていました。ロゴはデカールですが保護シートを貼ってあります。とにかくフレームよりパーツがヤバいATTITUDEです。ここまでやり切ればオリジナリティを上回れるカスタムだと自負しています。組付けはすべてプロメカニックに依頼し、仕上がってからは時折街乗りしていました。ダート未走行。クローズドガレージ保管です。今もたまに乗っています。

都区内西部より、原則手渡しでお願いします(どうしてもという場合は、ご自身でシクロエクスプレスをご手配ください)。現状優先3Nで。パーツの価値(ステムはもちろん、気になる方はWESTPINEのeBayでの落札価格などお調べください)を鑑みて、価格はそれなりに設定しておりますことをご了承ください。「適正身長を教えてください」「重量を教えてください」「650B対応ですか?」などの初歩的な質問には一切回答しません(そもそも並みのマニアでは維持できないレベルの車両です)。