●タイトル:僕らの新しい道徳
●著者:岡田斗司夫,FREEex
●ページ数:302ページ
●出版社:朝日新聞出版
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内容
ああいじめ、原発、スクールカースト、日本が抱える大問題を解決するのは道徳だ!
ウェブマガジン「cakes」での人気連載がついに書籍化。
岡田斗司夫が小林よしのり、東浩紀、橘玲、古市憲寿、開沼博ら
7人の論客と徹底的に語り尽くす。
(「BOOK」データベースより)
僕らの難問を解決するヒントは、「道徳」にある。何が善いこと?何が悪いこと?いじめ、スクールカースト、政治不信、ポピュリズム…この国の難題を7人の有識者と徹底討論。
目次
まえがき―僕たちは大事なことを1つ見逃してきた
第1章 自我――なぜ今、道徳なのか
・道徳を学ぶ場がなくなった
・「いじめ」は最近の現象
・道徳のある人が「いい人」ではない
・僕たちの自我には不備がある
第2章 個人―現代の「ガンコオヤジ肯定論」
【高木新平×岡田斗司夫】
・知り合いにブログが炎上したらどうする?
・本宮ひろ志流の男気で理屈を粉砕する!
・なんで浮気しちゃいけないの?
・「いい浮気」なんて存在するのか?
・人間の生の感情に触れて初めて、道徳観は得られる
・戦争か奴隷か、どっちを選ぶ?
~など計9項目
★解説―「いい人」の道徳観を探る
第3章 合理性―道徳を「損得」でとらえてみる
【古市憲寿×岡田斗司夫】
・今の若者は不幸か?幸福か?
・わかりやすいボランティアをして、わかりやすく感謝されたい
・スクールカーストは「原罪」か
・スクールカーストをなくすことは簡単だ
・学校の存在意義ってなんだ?
・道徳と利益誘導、どっちがいい?
・道徳の教科書は、『週刊少年ジャンプ』でいい!
・損得で道徳を考える「倫理経済学」
~など計11項目
★解説―道徳を伝えるための『週刊少年ジャンプ』と「倫理経済学」
第4章 市民―“庶民"が “大衆"になり果てるとき
【小林よりのり×岡田斗司夫】
・権威の足腰が弱っている
・道徳と倫理の違い
・匿名だと道徳は形成されないのか?
・ネトウヨは共同体ではない
・AKB48内にいじめはない?
・美人がいない中国の工場
~など、計9項目
★解説―ネット共同体をめぐる世代論
★コラム―貧富の差と、道徳
第5章 共同体―不幸こそ分け合おう
【開沼 博×岡田斗司夫】
・フクシマは、世界史に残る事件だ
・反原発の都会と、原発を歓迎する地方
・原発の否定が道徳ではない
・原発を全国に造ろう
・再分配すべきは、「利益」ではなく、「リスク」
~など、計7項目
★解説―不利益の再分配
第6章 人間―社会で生きる“生物"としての人間論
【橘 玲×岡田斗司夫】
・億万長者になった人は、じゃんけんに勝ち続けただけ
・人間は因果関係でしか物事を理解できない
・簡単に首を切られていた古代の王様
・みなで虚構を信じるから社会が回る
・宝くじは愚か者に課せられた税金
・合理的思考を捨てないと投資で成功しない
・さまざまなプレイヤーが参加することで、多様なマーケットが生まれる
・インターネットが人間をイワシにする
~など、計16項目
★解説―人間の本質と、楽しく生きるコツ
第7章 政治―閉塞感を破る鍵は、「オタク」と「ヤンキー」
【與那覇潤×岡田斗司夫】
・3.11からの2年間で何が変わった
・トップの首さえ変えれば満足していた日本人
・日本国民=阪神ファン説! ?
・民主主義がうまくいくかどうかは国民性で決まる
・「0か100か」の純粋主義に陥りがちな日本人
・「政治分離」の本当の意味を理解しているか?
・二大政党制は日本人の国民性に会わない
~など、計13項目
★解説―健全な大人が興味を持つべきは政治ではない
第8章 活動―アートとデモは社会を変えるか
【東 浩紀×岡田斗司夫】
・「エヴァ」は庵野の命を吸い取る装置になりつつある
・SFというジャンルは死にかけている
・リアルとネットの新しい可能性
・「飲み会」はコミュニケーションコストを下げる
・これからは「私塾」の時代
・25年後の「フクシマ」 ~など、計9項目
★解説―福島第一原発観光地化計画は男らしくない!
第9章 夢―幸福のためには、嘘を信じなくてはならない
・7つの対談から見えてきた道徳の形
・自由民主主義はエンシュア・リキッド
・僕らには、信じられる嘘が必要だ
・道徳と倫理は矛盾する
・損得教の日本人を道徳的にする「倫理経済学」
オマケのあとがき
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