★新版 たのしいこどものけんばんわせい 下 教則本


1963年に刊行された、初心者の和声学習のための『たのしいこどものけんばんわせい』がリニューアルしてついに登場。

本書の最大の特長は、専門用語を使わずとも、ピアノに触れながら楽しみつつ和声の感覚を学べることである。穴あき楽譜に自分で考えた和音を入れる事で、年齢の低い学習者でも体感的に和声を学ぶことが出来る。これらの和声感覚は、ソルフェージュやいわゆる「耳コピ」でも大事になるため、幼少期から身につけることには大きなメリットがある。新版では上下巻に分け、子供でも持ち運びやすく、一冊終えるごとにより達成感を感じられる。収録楽曲・内容は変更せず、現代の読者向けにレイアウトと文を見やすいように整えた。下巻では楽曲をより多く収録し、実践を更に進められる。

著者について

1933年(昭和8年)村山市生まれ。山形南高から東京芸術大学音楽学部器楽科に進み、卒業後に同大学音楽学部作曲科に入学、作曲を池内友次郎氏に師事。卒業後の63年に渡米、指揮者としての研鑽を積んで66年帰国、東京交響楽団の客員指揮者としてデビュー。以後、東響のほか札幌交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団などを指揮する。71年に帰郷、翌72年に東北初のプロオーケストラ・山形交響楽団を設立し正指揮者に就任。
父は「早春賦」の作曲家・中田章。主な作品は童謡・歌曲・合唱曲・ピアノ曲で、その大部分の作品が出版・レコード化され諸外国で演奏される事も多い。日本童謡協会の会長として童謡の普及に務めた。代表作は「夏の思い出」「ちいさい秋みつけた」「雪の降る街を」「めだかのがっこう」など。叙情味溢れる歌曲や童謡を数多く残した。毎日音楽賞、NHK放送文化賞、久留島武彦文化賞、レコード大賞童謡賞、紫綬褒章 他数多くの賞を受けた。


登録情報

  • 出版社 :  音楽之友社
  • 発売日 :  2022/10
  • 言語 :  日本語
  • 教則本 :  80ページ 菊倍判
  • ISBN-10 :  4276451035
  • ISBN-13 :  978-4276451032