商品説明 |
| 現代日本の陶芸・4冊/定価合計48000円/色絵の系譜・用のデザイン・明日の造形をもとめて・現代陶芸家名鑑/和太守卑良・徳田八十吉/図版豊富
現代日本の陶芸・4冊でまとめてみました。 昭和58年 外箱サイズ38.8㎝×27.3㎝程度 定価合計48000円 ゆうメール・レターパック規格外 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
11 色絵の系譜 12 用のデザイン 15 明日の造形をもとめて 別巻 現代陶芸家名鑑
わが国の色絵は十七世紀の中頃から肥前磁器、京焼、そして九谷焼によって製作されるようになった。肥前磁 器はオランダ貿易の需要激増にともない、古伊万里、柿右衛門両様が確立されて発展し、また佐賀藩窯として色鍋島 が独得の様式を形成してくる。京焼では仁清から古清水が展開し、奥田頴川が磁器焼成を成しとげて新風を吹きこみ幾多の名匠を置出した。九谷焼は、一時は廃絶したものの江戸時代後期に殖産の目的から再興される。こうして、この三者は、幕末のころには産業的基盤を形成していたが、それへの努力をつくしていた。また、藩公の 趣味に由来して築窯された各地の御庭焼でも色絵が焼かれ、幕末のころには殖産の窯でも試みられるようになっ た。それらのうち最も伝統があったのが薩摩錦手であって、貿易の自由化に際していちはやく輸出品として注目 をあびたが、量産体制をもたないために対応しきれなかった。その点、肥前色絵磁器、京焼(特に粟田焼)、九谷 焼は隆望的生産がおしすすめられ、明治前期において輸出商品として高く評価された。やがて明治後期には輸出熱は沈静したが、大正初期に柿右衛門、色鍋島そして古九谷の再評価の気運が生じ、昭和二年に帝展(帝国美術院主催の展覧会の略称・日展の前身)に工芸部門が設置され、ここに出品した陶芸家たちも多く色絵を手がけた。
ところが第二次世界大戦後のわが国の陶芸の動向は、彫塑的造形性を喜び、伝統的な密場の土味をいかした陶 器に関心を寄せ、芸術表現の対象としての色絵は片隅に押しやられた感があり、鑑賞の場合もこうした価値観を尊び、過去の色絵の近代作品は忘却され、現今の作品には非情なまでに厳しいものがある。 色絵の系譜を述べるにあたっては、まずこの歴史的な状況を再検討し、往年の名匠の仕事を適切に位置づけることからなされるべきであろう。しかしその作業はこの全集の全体の構成から、第一巻「現代陶芸のあけぼの」に譲らざるを得ないし、 井上良斎、宮之原謙、河合卯之助らについては別の巻で扱われる。
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もちろん読む分には問題ありません。224022 |
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