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ミュシャ挿絵 ドイツ史~歴史の場面とエピソード~

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ドイツ史~歴史の場面とエピソード~』は、フランス人のためにフランス語でフランス人歴史家・シャルル・セニョボスが書いた「ドイツの歴史」です。

挿絵を担当したアルフォンス・ミュシャとジョルジュ・ロシュグロスは同年代です。しかし1882年にパリのサロンにデビューしてすでに名声を得ていたロシュグロスと、無名の「かけだし」だったミュシャとは全く異なる立場でした。とはいえ、共にブーランジェのもとで歴史画を学び、挿絵画家のギュスターヴ・ドレを尊敬していた二人の仲はとてもよいものでした。

挿絵40点の内、33点をミュシャが、7点をロシュグロスが手掛けておりますが、当初は半々の分担予定だった挿絵の8割をミュシャが描くようになっても、ロシュグロスへのミュシャの敬愛はその後も変わることはありませんでした。

作品名:ドイツ史~歴史の場面とエピソード~
著者:シャルル・セニョボス
挿絵:アルフォンス・ミュシャ、ジョルジュ・ロシュグロス
出版:パリ・アルマン・コラン
発行年:1898年 初版
言語:フランス語
頁数:328ページ
サイズ:26.8cm×32.8cm×5.5cm
重量:2958g

天金でタイトルと最初のカバーを飾る大きな金箔の装飾には双頭の鷲があしらわれてた壮麗な革美装本です。
外装にスレ、表紙と中ほどのページに緩みが見られます。ページにヤケ、シミはありますが図版にはティッシュガードが掛けられ美しい状態が保たれております。

ミュシャの荘厳な挿絵をこの機会にお手元にいかがでしょうか。
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No.110.001.004