漆芸の中で沈金と呼ばれる技法が受け継がれています。この技法の故郷は主に四国の讃岐平野の一角です。この地方は昔から漆芸が盛んで中でもキンマと呼ばれる下地に漆を何回も塗って仕上げた下地を彫刻刀で彫って美しい色漆を刷り込む技法をキンマというのですが、色漆の代わりに金粉を彫刻の中に漆によって刷り込んだ技法を特別に沈金といい、キンマより華やかで豪華な仕上がりを期待した技法となっています。
サイズ:直径9、5cmx高さ4cm