長らく教育界の“鬼っ子”として扱われてきた学習塾も、ようやく文部省に認知されることになった。一方で2002年から、完全週五日制の導入と教科内容の大幅削減を目指した「学校スリム化」時代に突入する。この“教育ビッグバン”を前に、塾では何を学び、どんな塾を選べばいいのか。塾教師歴二十五年の著者による懇切丁寧な解答が、来世紀の子育てに果たす塾の侮りがたいパワーを指し示す。